2023/07/27 10:00

宝石といえば丸や楕円型、四角などがすぐに思いつきますが、
「猫カット」というものも生まれているのです

宝石好きの間で今から5年程前にバズった「猫カット」のルース
今ではミネラルショーなどでも見かける事が多くなりましたが、
まだまだ宝石好きの間だけの認知ですがこれはとっても可愛いんです

約4.5年前の東京ミネラルショーでオリジナルカットとして販売された
『猫カット』、実はこの宝石カットをされているのは日本人なんです
タイ・バンコクに在住し、宝石研磨工場を営むNOBU(ノブ)さんが
猫カットの産みの親です



それまでは日本のミネラルショーなどで猫カットのルースを見かけたり、NOBUさんの講座を受講していただけなのですが
実はジュエリー春日で今年タイバンコクでNOBUさんの工場へ
直接お邪魔してきました。NOBUさんの宝石研磨工場で直接買った猫カットルースはラピスラズリのみです

日本人でタイで宝石研磨工場を営んでいるのはNBUさんだけです

NOBUさんの ツイッター

NOBUさんのツイッターでは工場での宝石研磨作業の様子や

宝石の買い付けの様子など見れるので宝石業界に興味がある方はぜひ
フォローするのがおすすめです

猫カットルースを買ってその後どうするか→ジュエリー春日でも
猫カットルースがうまく入るようなリング枠を作ってみようかと思っています。その前に猫カットルースが売れてしまうかもしれませんが、珍しい猫カットルースなのでジュエリーとして身につけるだけでなく、宝石そのものを見たり、飾ったりして楽しんで良いと思います


マニアックな話ですが、宝石研磨として有名な地域として、
ドイツの「イーダー・オーバシュタイン」やタイの「バンコク」
この二つが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

ドイツでは一般公開された宝石鉱山もあり、お金を払えば宝石の採掘もできるなど観光の一環としても役立っています。

日本国内では宝石研磨士やカッターに対する注目はあまりされていません。後継者問題で次々閉業されています。

実は私も最近知ったのですが日本にも素晴らしい宝石研磨士がいました。
世界で注目されている日本の宝石研磨士は、厚生労働省が「卓越した技能者」を表彰する『現代の名工』にも選ばれている清水幸雄さんです。
清水さんは、伝統の宝石研磨技術「手磨り」を継承されている一人で、世界で唯一清水さんのみしか出来ない「桔梗カット」を作り出した宝石研磨士です

清水さんのHPはこちら

写真の桔梗カット60ミリ!!6センチ!
こんな小さい球体に正五角形12枚で囲んだ正十二面体をベースに、それぞれの正五角形の中心に向かって稜線のある五面のファセットカットを施し、更にカットを増やし続け、合計180面を有する多面体に仕上げていく。。。という想像も付かない精密で緻密な作業をされて
仕上げているのは本当に職人技ですね

動画にも出演されているみたいなので貼っておきますね
技は見よう見まねで出来ませんが宝石研磨に必要な道具や工程は
なんとなく分かるかもしれません

バンコクのノブさんからも清水幸雄さんの活躍や技を知ると
日本もまだまだ元気だ大丈夫だ!という思いになれました



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