2026/01/16 00:00


新しい一年が始まると、「今年こそ良い運気を呼び込みたい」と願う方が多いように感じます。

そんな中、一つのご相談が届きました。
それは “貔貅(ひきゅう)様のビーズをどう身につければ良いか分からない”というお悩み。

「貔貅(ひきゅう)様のビーズを金運アップのお守りとして買ったのですが、
正直、どう使ったらいいのか分からなくて……。
飾るにしては小さくて、しまいこんだままなんです」

貔貅様のビーズは“金運招来の象徴”として人気がありますが、
確かにビーズのままだと、

・袋に入れたまま持ち歩く?
・お財布に入れる?
・飾るには小さすぎる…?
と、扱いに迷ってしまう方がとても多いのです。

さらにそのお客様は、こんなお話もしてくださいました。

「ブレスレットに入れようと思ったのですが、
ほかの石とのサイズが合わなくて……。
でも、どうしても身につけたくて。
指輪になったら嬉しいのですが、できますか?」

このご相談を伺ったとき、私はふとこう思いました。

「それなら、身につけられる“ジュエリー”にしたらどうだろう?」

お守りはしまいこむより、毎日身につけたほうがエネルギーを感じられるもの。
そして何より、せっかくの可愛い貔貅様が“見えない場所”にいるのはもったいない。

こうして、今回の ストロベリークォーツ貔貅リング を作るきっかけが生まれました。

◻︎オリジナルのリング枠ができるまで

お客様の大切な貔貅(ひきゅう)様ビーズを前に、
「この子が一番かわいく、そして一番“貔貅らしく”見えるデザインにしたい」
そんな思いから、リング枠の制作が始まりました。

ビーズ状の貔貅様は、通常の宝石のように平らな表面がなく、
凹凸のある立体的なシルエットが特徴です。
そのため、一般的な石留めのデザインでは安定しづらく、
“立体の石を安全に固定しつつ、美しく見せる”という、
なかなか難しい設計が必要でした。

そこでジュエリー春日では、貔貅様の魅力が最も際立つように、
完全オリジナルのリング枠を制作しました。

貔貅様が“小判”をくわえているデザイン

貔貅といえば“富を飲み込み、出さない”といわれる縁起の象徴。
そのエネルギーを表現するため、
口元に小判をくわえている姿をデザインしました。
ほんの数ミリの世界ですが、この小判があるだけで
福を招く雰囲気がぐっと高まります。

尻尾のラインを“爪”として石留めに活用

貔貅様の後ろ姿を美しく見せるために、
尻尾の流れるラインも丁寧に造形。
実はこの尻尾の一部が、
石をしっかりホールドする“爪”の役割を果たしています。

デザイン性と実用性を両立させる、
オリジナルならではの工夫です。

他の爪も、見た目を邪魔せずしっかり固定

残りの爪(石留め部分)も、
貔貅様の立体感を邪魔しないよう細かく調整しながら、
しっかりとビーズを固定できる角度・高さに仕上げています。

見た目は可愛く、でも構造は頑丈に。
この“絶妙なバランス”を取るのがとても難しく、
何度もサンプルを作りながら完成させました。

立体ビーズを美しく安定させる、職人技の結晶

ビーズ状の立体石をリングにする場合、
ほんの少し傾くだけで見た目の印象が大きく変わります。
角度・高さ・爪の配置をミリ単位で微調整しながら、
貔貅(ひきゅう)様が一番“かわいく見える角度”を探し続けました。

こうして完成したリング枠は、
“造形としての美しさ”と“アクセサリーとしての実用性”の両方を兼ね備えた、デザインに仕上がっています。

◆ アメジストの貔貅リングも制作しました

今回のストロベリークォーツだけでなく、
お客様のご希望から アメジストバージョンの貔貅リング も制作しています。

◆ 貔貅(ひきゅう)をまだ知らない方へ:幸運を招く小さな守護獣

今回のリングをきっかけに、
「貔貅って何?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

貔貅(ひきゅう)は中国で古くから“福を招く霊獣”として愛され、
日本ではまだあまり知られていない存在です。

最大の特徴は、
“富を飲み込み、外へ出さない” といわれること。
そのため、

・財運を呼ぶ
・悪い気を寄せつけない
・持ち主を守る

と信じられ、お守りとして大切にされてきました。

見た目は可愛らしいのに、どこか力強い存在感があり、
初めて手にした方が不思議と魅かれることも多い霊獣です。

今回のストロベリークォーツ貔貅リングが、
貔貅をまだ知らない方にとっての
“素敵な初めの一歩”となれば嬉しく思います。