ふとした瞬間、香りが心を整えてくれる、静かな時間に、そっと香る木のぬくもり。目には見えないけれど、確かに感じる「癒しの力」がそこにあります。

今回ご紹介するのは、そんな香りの力をまとうことができる天然香木「白檀（サンダルウッド）」のブレスレットです。

ただのアクセサリーではない、心と体に寄り添うジュエリーとして、その魅力と背景を紐解いていきます。

１.香木・白檀とは？
「白檀（びゃくだん）」は、インドやインドネシアなどに自生する香木の一種で、古来より仏教儀式や瞑想、アーユルヴェーダでも使われてきました。
白檀はインド、スリランカ、インドネシアなどに自生するビャクダン科の希少な香木で、世界最古の香料のひとつとされています

木そのものから放たれる香りは、甘くウッディでどこか懐かしいやさしさ。リラックス効果や集中力アップ、安眠、空間浄化など、多彩な効能があるといわれています。

特に質の高い白檀は、木の中心部である「心材（コア）」に香りをたくわえるまでに30年〜80年もの歳月を必要とし、現在では絶滅危惧種にも指定されているほどの希少な天然資源です。

2. 名前と由来
白檀は、英語で「サンダルウッド」、サンスクリット語では「チャンダナ」です。「サンダル」が「靴」を意味するように、古代では「身も心も爽やかにする木」として信じられていました。日本では「白檀」、アロマや精油用途では「サンダルウッド」と区別して呼ばれることが多いとされます

3. 香りの特徴
白檀の香りは、深い森の中にいるようなウッディさの中に、どこか甘く、やさしい温もりを感じさせてくれる香りです。
初めて出会ったのになぜか懐かしい――そんな印象を抱く方も少なくありません。

その香りの源は「サンタロール」という成分にあり、化学的に再現するのが非常に難しい天然ならではの香気とされています。
だからこそ、白檀の香りには特別な癒しと高貴さが宿るのです。

ジュエリー春日でご紹介しているブレスレットは、この天然香木の香りをそのまま纏うことができる、数少ないアクセサリー。
ほんのりと漂う香りが、日常のなかでふと心を緩めてくれる、そんなひとときをもたらしてくれます。

4. 効能や影響力の豊かさ
白檀は、ただ香るだけの木ではありません。そのやわらかな香りは、古来より“心と体を整える力”を秘めた香木として、人々の暮らしに寄り添ってきました。

まず特筆すべきは、深いリラックス効果。
静かに立ちのぼる白檀の香りは、気持ちを落ち着け、ストレスを和らげ、呼吸を深くしてくれます。
そのため瞑想やヨガ、仏教の儀式でも用いられ、“精神を清める香り”として長い歴史を歩んできました。