2025/03/16 00:00
4月の誕生石といえば、ダイヤモンド!宝石界の頂点に立つ王者ともいえるような宝石です。ダイヤモンドはその美しさだけでなく、モース硬度 10 という最高硬度をもち、耐久性もあります。
4C(カラー、カット、クラリティ、カラット)と呼ばれる、国際的な価値基準が定められているのも他の宝石と異なるところですね。
高価な宝石であるダイヤモンドですが、近年は技術躍進により、天然ダイヤモンドとほぼ同じ性質をもつ合成ダイヤモンドが手軽に入手できるようにもなりました。
⚫︎モルガナイトは、アクアマリンやエメラルドと同じベリルの一種で、ピンクを呈するベリルを指します。淡いピンク~オレンジ掛かったピンクまで色幅があります。
名前の由来は、ティファニー社の提案により、モルガン財閥の創始者で宝石コレクターとしても知られた、ジョン・ピアポント・モルガン氏に敬意を表して名付けられたそうです。
モルガナイトはモース硬度7.5~8と高めで、日常的なジュエリーとしても楽しめます。
こちらに全てまとめておりますのでご覧ください(現在サイト順次更新中)
さて、4月の誕生日石一覧を1日から見ていきましょう

⚫︎4月1日の誕生日石はレピドライトです。レピドライトは赤紫色をした石が一般的です。モース硬度は2.5~4と低めで、ジュエリーなどにはあまり向かない宝石です。
⚫︎4月2日の誕生日石はトルコ石です。ターコイズとも呼ばれますね。
トルコ石は主に中東や、アメリカンインディアン達の住む地域(アメリカ南西部)で古くから採掘され、神に捧げる石として神聖視されてきたブルーで不透明の美しい宝石です。
⚫︎4月3日の誕生日石はルチルクォーツです。水晶(クォーツ)の中にルチルと呼ばれる、針状をした金色(または銀色、褐色)の鉱物を内包した宝石です。金運UPの宝石としても愛用され現在価格上昇中です
⚫︎4月4日の誕生日石はクリソコラ(クリソコーラ)です。マラカイト(孔雀石)の炭酸塩がケイ酸塩に置き換わるとクリソコラになることから、珪酸塩の孔雀石、ということでその和名が付けられたといわれています。とても美しいブルーが特徴的ですが、モース硬度も低く脆いため、ジュエリーにはあまり向かない宝石です
⚫︎4月5日の誕生日石はホワイトサファイアです。ホワイトサファイアといっても白い訳ではなく、カラーレス(無色透明)のサファイアのことを指します。サファイアというとブルーのものが有名ですが、実は多くの色があり、ホワイトサファイアもその一つです。
⚫︎4月6日の誕生日石はブルーダイヤモンドです。天然ダイヤモンドでは大変珍しく、非常に高額で取引されます。照射処理によって美しいブルーダイヤモンドを作ることができるようになったことから、これらはトリートメントダイヤモンドと呼ばれ市場に多く出回るようになりました。
天然のブルーダイヤモンドには手が出なくても、トリートメントであれば比較的手頃な金額のものもありますので、手にしやすいと思います
⚫︎4月7日の誕生日石はアズライトです。ラピスラズリに似た青い鉱物で、ブルーマラカイトとも呼ばれています。モース硬度は4と低めで、ビーズや原石の形で販売されていることの方が多いです
⚫︎4月8日の誕生日石はパパラチアサファイアです。サファイアの中で、ピンクとオレンジ色が混ざったような色をしたものがパパラチアサファイアと呼ばれています。
⚫︎4月9日の誕生日石は桜石です。その名の示す通り、桜の姿が石に現れた、その姿はまるで”桜の化石”の様です。主な産地として有名なのは、京都府亀岡市や栃木県ですが、1922年に国の天然記念物に指定され、現在では採掘禁止となっています。
桜の国、日本で産出されるというのも何だか尊く、神秘を感じてしまいますね。
⚫︎4月10日の誕生日石はホワイトジルコンです。ホワイトといっても白ではなく、カラーレス(無色透明)のジルコンです。
キュービックジルコニアと混同されやすいですが、全くの別物です
⚫︎4月11日の誕生日石はオニキスです。オニキスはクオーツの仲間である、カルセドニーの一種です。モース硬度は7ですので、ジュエリーにも適しています。
⚫︎4月12日の誕生日石はピンクフローライトです。和名は蛍石。
幻想的な薄ピンクのチャーミングな宝石です。他の色のフローライトに比べて、ピンクフローライトは稀少です。
⚫︎4月13日の誕生日石はバイオレットパールです。青紫色やすみれ色をした真珠です。バイオレットパールには、天然色と染色されたものがあります。天然色のバイオレットパールはとても稀少で高価です。
⚫︎4月14日の誕生日石はホワイトトパーズです。カラーレスのトパーズのことです。トパーズは比較的大きな結晶が採れやすいことから、大きなルースも入手しやすい宝石です。モース硬度は8と高く、ルビー・サファイアに次ぐ硬度をもつため、ジュエリー初心者の方にもあつかいやすい宝石としておすすめです
⚫︎4月15日の誕生日石は真珠です。真珠は白く清楚なイメージをもち、人気の宝石の一つです。冠婚葬祭、どんなシーンでも身につけられるため、大人になったら一つは持っておきたいジュエリーです

⚫︎4月16日の誕生日石はヒデナイトです。リシア輝石(スポジュメン)という鉱物の中の、黄緑色から緑色のものがヒデナイトに当たります。同じ鉱物にクンツァイトがあります
⚫︎4月17日の誕生日石はグリーンスピネルです。スグリーンスピネルは、スピネルの中では比較的珍しくレアな色のため、市場で見かけることは多くないと思います。
⚫︎4月18日の誕生日石はラピスラズリです。不透明な美しい青色の宝石です。中に金色の粒のようなものが入っているものも多いのですが、それはパイライトと呼ばれる別の鉱物。
パイライトがバランス良く入っていると価値高く扱われることが多いといわれています。
⚫︎4月19日の誕生日石はブラッドストーンです。
ブラッドストーンは、濃い緑色の中に、その名が示す様な、血の様な赤い点々のある宝石です。古くから神聖な石として各地で崇められてきた宝石でもあり、色んな言い伝えをもっています。
⚫︎4月20日の誕生日石は翡翠(ヒスイ:硬玉)です。翡翠の代名詞ともいわれる、美しい緑色から、ラベンダー、オレンジ、赤、黄、黒、白と幅広いカラーレンジをもちます。

⚫︎4月21日の誕生日石はアンダリュサイトです。アンダルサイトとも呼ばれています。代表的な色は、透明度のある茶色、緑褐色などです。特徴的なのは多色性をもつことでアンダリュサイトは特に多色性が強い宝石として有名です。
⚫︎4月22日の誕生日石はサードオニキスです。サードオニキスは、瑪瑙(めのう)の一種で、特徴的な暗い赤・オレンジ・白のしましま模様をもつ美しい宝石です。
⚫︎4月23日の誕生日石は砂漠のバラです。砂漠のバラは、薄茶色、グレー、薄ピンクなどでバラ(薔薇)の様な結晶の形をしており、まさに砂漠に咲くバラのような見た目をしています。
鉱物としては、石膏の一種で、結晶の集合体がバラの花弁状の形になっているものを指します。
⚫︎4月24日の誕生日石はクンツァイトです。クンツァイトは、スポジュメンという鉱物の中の紫がかったピンクやピンク色をしたものを指します。多色性をもつため、角度を変えると異なる色に見えるのも特徴の一つです
⚫︎4月25日の誕生日石はツァボライトです。ツァボライトは、透明度のある緑色が特徴的なガーネットです。稀少であり人気も高いことからガーネットの中では高価な宝石です。

⚫︎4月26日の誕生日石はアメジスト(アメシスト)です。水晶の中でも、紫色のものをアメジストと呼びます。透明度が高く美しく、入手しやすく馴染みの深い宝石です
⚫︎4月27日の誕生日石はカーネリアンです。和名は「紅玉髄(べにぎょくずい)」で、クオーツの仲間である、カルセドニーの一種です。
カーネリアンは比較的入手しやすく、価格もお手頃な場合も多く、古くから人工的に着色されることも多かった宝石です。
⚫︎4月28日の誕生日石はネフライトです。翡翠が硬玉と呼ばれるのに対して、軟玉と呼ばれています。翡翠とは異なる鉱物ですが、見た目が似ていることで混同されやすいです。白いネフライトは価値高く扱われ、中には翡翠より高価なものもあります
⚫︎4月29日の誕生日石はアベンチュリンクォーツです。代表的な色は半透明な緑色。特徴的なのは、濃い緑色のインクルージョン(内包物)があることです。
⚫︎4月30日の誕生日石はシリマナイトキャッツアイです。
シリマナイトキャッツアイは、キャッツアイ(猫目)効果の現れる宝石で、光を当てると、猫の目のように一筋の光があらわれることが特徴的です。
シリマナイトの代表的な色は白、カラーレス、グリーン、褐色などです。ファイブロライトと呼ばれることもあります