2024/05/16 00:00

5/11.5/12 に浅草石フリマが開催されました。場所は都立産業貿易センター台東館
12日のみ出店しましたが、沢山のお客様に足を止めて頂き、またご購入頂いたお客さまありがとうございました。改めてお礼を申し上げます。

名古屋でも出店しましたが、東京浅草は二日間という事と石フリマの中では最大規模という事もあって、開場前から入場者が並んでいました。やはり東京は凄いな。
ブースの設営時間は大体一時間!什器を組み立て商品を並べているとすぐに入場時間が来ます。名古屋同様のタイムスケジュール。


鉱物、原石、ルース、指輪、を探されているお客様が入り乱れる中、当店のブースに立ち寄ってくださるお客さまの手元や耳元、手首のジュエリー達が皆さま素敵でした。「どうやって作られたんだろ?」「こんな風に作るのも面白そう」などなど我々も勉強になりました。

ご自分で集めているものの写真を見せて下さったり、収集者の熱意も凄かった!!


1日目の浅草石フリマへ一般客として行きました。
「京都の桜石」と今回は出会いました。ブースの方と話していると「メガソーラー建設によりこの桜石はもう採れない。。」という話にびっくり

改めて京都の桜石について調べてみようーーーー
奇石名;桜石(さくらいし)
標本名;菫青石(きんせいせき)
産地;京都府亀岡市奥條桜天満宮
桜の花びらの模様に似ていることから「桜石」と名付けらていますが、よく見ると花びらの数が違います。
この桜石は、菫青石(きんせいせき)という鉱物が熱水変質を起こし雲母化しています。菫青石の本来の色はスミレ(菫)色ですが、桜天満宮のものは、 酸化鉄のため淡紅色になっていてまるで桜の花のようになっています。
現在、ここの産地のものは天然記念物に指定されていおります。

亀岡の桜石(菫青石仮像)消滅危惧 
亀岡産の「桜石」は京都を代表する鉱物として全国的にも知られている。また、形態の面白さからマニア以外にも馴染みやすい鉱物として、インターネットを通じて産地の情報が急速に広まり、現地を訪れる人の後が絶えない。こういった現状のなか、採取可能な露頭が不必要に荒らされたり、結晶形態の明瞭な試料が得られにくくなっている。「桜石」は日本の他地域からも産するが、母岩が適度に風化して結晶が容易に得られる地域は今のところ、亀岡以外に知られていない。

そしてブースの方が言っていたメガソーラーは確かにあるようだ

京都・亀岡のメガソーラー

京都の有名神社の山にメガソーラー計画 市の対応後手「あっという間に丸裸の山に」


日本全国、北海道までメガソーラー!!

太陽光発電といえば自然に優しい、なんてイメージが湧くが、実際は
自然を切り開き景観を損ないとてもSDGsとは言えないという印象。
また最近各地でメガソーラーの火災も起きているが、水をかければ消化出来るものではない。水をかけると消防士が感電してしまう。自然鎮火を待つのみという。
また、使用後のパネルの処分方法も未定であり有害物質の懸念もあるという情報も耳にしている。

桜石が採取されるのは、今の段階では日本のみと考えられています。
京都府亀岡市にある桜天満宮の桜石は、1922年に国の天然記念物に指定されています。

その昔京都府亀岡湯の花温泉付近に住み着いていた鬼を追い払うのに投げた石がこの桜石とされており、節分の起源とも言われています。
そのことから、厄除け効果を持つとされ、魔除けの石・雷除けのお守りともされています。
このような日本古来の桜石であり天然記念物でもある桜石がメガソーラーの開発により採取できなくなっている事実に驚来ました。

このまま中国製のパネルが日本の山々に広がるといずれ桜石や古墳に眠る方々の祟りがあるかもしれない、と感じさせてくれた桜石です