2024/05/08 00:00

瑪瑙は古くから魔除けの石としても知られており、装飾品などとして用いられてきました。色々な表情をもつ瑪瑙(メノウ)は、断面が馬の脳に似ているため「瑪瑙」と名づけられました。瑪瑙は細かい石英の結晶で成り立っており、世界各地で産出されている鉱物です。その多様な色彩や縞模様が特徴的で、個性的な美しさがありファンが多い天然石です。


○アゲート、カルセドニーとの違いは?
英語では「Agate」ですが、由来はギリシャ語の「achates」です。イタリアのシチリア島にあるアカ―テ川でアゲートが産出されていたことから名付けられました。

瑪瑙は、石英(クォーツ)の結晶が集まってできた石で、成分もクォーツと同じSiO2(シリカ)です。
一般的には、瑪瑙(メノウ)のなかで縞模様があるものをアゲート、縞模様の無いものをカルセドニーと呼びます。カルセドニーは瑪瑙の一種ですが、カルセドニーには玉髄(ぎょくずい)という固有の和名が用いられます。
「縞模様かそうでないか」という点で分けます。アゲートは縞模様であり、対してカルセドニーは縞模様ではありません。

○瑪瑙、アゲートは世界中で産出される鉱物です。代表的な主要産地としては、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチンなどの南米、ドイツ・メキシコ・オーストラリア・ボツワナ・ポーランド・チェコ・イギリスなど多くの国が挙げられます。
瑪瑙(メノウ)は日本でも産出され、産地は北海道・富山県・石川県・山梨県・島根県などです。瑪瑙は、日本で普及している仏教とも関わりが深く、七つの宝を意味する「七宝」の一つとしても数えられています。このように瑪瑙は各地で産出されていますが、その産出地域によって模様に傾向や特徴が見られます。


○瑪瑙(メノウ)に込められた意味と効果
古代より人々に親しまれてきた瑪瑙は、仏教で「七宝」のひとつとされており、魔除けの石としても今も大切にされています。瑪瑙は持つ人の心と魂に深く働きかける石です。この天然石込められた、保護、心の平穏、そして自己受容という三つの意味を紹介します。

✴︎保護
古来、瑪瑙は強力な保護石として尊ばれてきました。その力は、外部からの負のエネルギーや不要な影響を遮断し、持ち主を精神的、時には物理的な危害から守ると言われています。家族や愛する人へのプレゼントとしても選ばれることが多く、その人々を見守る象徴としての役割を果たしてきました。

✴︎心の平穏
瑪瑙のもう一つの大きな力は、心の平穏をもたらすことです。日々の生活におけるストレスや不安を和らげると共に、精神的なバランスを取り戻すのを助けます。瑪瑙が秘める穏やかなエネルギーは、心を落ち着け、瞑想やリラクゼーションの際にも利用されることがあります。

✴︎自己受容
瑪瑙は自己受容の力を育む石です。自己の欠点を受け入れ、それを成長の糧とすることを助けます。自分自身を深く理解し、内面からの成長を促進することで、私たちはより強く、より賢く、より自信を持って前に進むことができます。瑪瑙は、私たちが自分自身の真の姿を受け入れ、その上で自分を磨き上げることを応援してくれます。

○パワーストーンとしての効果は、リラックス効果や心身にエネルギーを満たしバランスを整える力があるとされ、持ち主にヒーリング効果をもたらすと信じられています。

また瑪瑙は、さまざまな結晶が集まってできた結晶体である由来から、人との絆を強めたり、人間関係を良好に保ったりする効果があるともいわれてきました。

石言葉は「共生・調和・勇気・健康」。瑪瑙の特性である多彩な色彩により、異なる石言葉がつけられている場合もあります。

基本的に身につける人をよい方向へ導く意味が込められています。

ーピクチャーアゲートでもっと瑪瑙の魅力を知ろうー

ピクチャーアゲート とは、アゲート(瑪瑙)の断面の模様が風景画のように見えるものをいい、断面の一部を切り取ってスライスしたものから、断面全体を楽しめるものまであります。


浅草石フリマが5/11、5/12に行われます。色々なお店を回ってピクチャーアゲートを見るのも良いかもしれません。Keytail(ジュエリー春日)は5/12に出店します。ぜひ遊びに来てください。浅草石フリマでショップ未掲載品もデビューします。もちろん特別にカットしてもらったルースなども販売します