2024/04/17 00:00

キーテールと縁が深い「ベトナム」現在もスタッフ一名がベトナムの研磨工場や真珠の養殖場などに行かせてもらい、新しい宝石などを探しております。前回はベトナムで買い付けた幻のコーヒー「ジャコウネココーヒー」を取り扱ったら好評でした
今回もお楽しみにしてて下さい。

ベトナムと日本での「縁起」の違いをご紹介します

縁起のいいものは世界各国で様々です。日本では皆さんご存知の招き猫やだるま、3や8などの数字、様々なラッキーアイテムやラッキーナンバーなどがありますよね。

①数字にこだわるのがベトナムの特徴
ベトナムで幸運を呼び込む数字とされているのは「9」
・陰陽五行説の5と東西南北の4を足すと9になり、森羅万象を網羅できる

・漢越語の9の発音(cuuクー)が、永遠を意味する「久/Cuuクー」に似ていて縁起が良い
ベトナムの有名なビール「333(バーバーバー)」も3+3+3=9です。ゾロ目で足して9になる、ということで、ベトナムの333はラッキービールとされて国民に支持されています。

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「8」は特に商売についてのラッキーナンバーとされています。
ベトナム語で漢数字の八は「Bat」と発音します。「Bat」は、ベトナム語で「発展」を意味する「phat」と発音が一緒のため、商売の発展を意味すると言われています。お金が儲かる、幸運に巡り合うという意味が含まれているそうです

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数字の組み合わせも重要!
車やバイクのナンバープレート、パスワードなども、トータルで9になる組み合わせが好まれます。例:「1323」「1215」など

また、ぞろ目や「1234」など、並びがいいナンバープレートは普段の値段より高値で売買されます。ラッキーナンバーとされる「6」「8」「9」が入った「6868」や「8686」「9898」などは人気の高いナンバープレートです。

日本人も数字を気にしますが、ベトナム人のこだわりはそれ以上です



ーベトナム人にとっても「龍」は特別ー

龍はベトナム人にとっても、想像上の超自然的な動物ですが、龍の姿はベトナムの社会生活の中で良くみられます。
伝統的な観念によりますと、龍は十二支の動物の中でも、幸運と精通を象徴しています。龍は、名誉、権力の象徴です。ですから、ベトナム人は、日本と同じく辰年は縁起が良い年と信じられています。

昔から龍はベトナムの文化、信仰の中で特別な位置を占めています。
龍は、王様の絶対的権威を象徴しました。その為宮殿には、「ロン」という龍の名前にちなんだ品々がありました。
例えば「ロン・サン」(龍床)は王のベッド、「ロン・バオ」は王の衣服、「ロン・サ」(龍車)は王の乗り物という意味です。ベトナムの各時代においても、龍は、民族の繁栄と力のシンボルとなってきました。
およそ千年前の李朝時代にはよく龍が出現していました。ベトナムのリー・タイトー王が1010年に今のハノイへ遷都した際に、黄金の龍が現れたことから、都をタンロンと名付けたことが由来です。
タンロンというのは龍が昇る、昇竜と言う意味です。

2010年のタンロンハノイ遷都千年の年には記念して、「ロン・ベト」(ベトナムの龍)という3分の3D映画が製作されました。

 「龍にちなんだ映画を見たことがあります。ベトナムの龍なので、とても感激していました。龍が空を飛んだ後、ベトナムの地に降り、S字型のベトナムの地形にしました。龍の頭は北部に、尾は最南端のカー・マウにあります。そして、南部には、9匹の龍を象徴するメコン川デルタ流域があります。これらは、龍とベトナム民族との密接な関係が分かりました。ベトナム民族の起源についてベトナム人は誰でも神様の血縁関係にあるなど、誇りにしているようです。ベトナム人にとって誰でも知っている「竜子仙孫(りゅうこやまとまご)」を思い出します。ですから、龍はベトナム国にとって特別なものです」

このような発言からも龍がどれだけベトナムにとって大事なものかわかりますね。
日本人が龍を敬う精神と違い、ベトナムの「龍」はまたベトナムそのものなのでしょう。

最後に

・ベトナムでは黄色と赤が人気のカラー

赤は幸運をもたらし、黄色は金運を招くと言われています。
旧正月(テト)の時期になると、街中の商店にはテト用の飾り物が数多く並べられます。飾り物の色は、ほとんどが黄色(あるいはゴールド)と赤の組み合わせです。

テトの時期に金柑(キンカン)の木や桃の木を家に飾りますが、金柑の木は縁起が良いとされている黄色い実がたくさんなっているもの。テトの時期に飾られる桃の木は赤桃が多いです。

金柑は「繁栄」や「繁盛」などをもたらすものとされており、桃の木は魔除けの力があるといわれています。