2024/03/22 00:00

今年はみなさんご存知「辰年」です。

辰年の中でも今年は60年に一度の青龍の年だという事を最近知りました。

「青龍の年」とはどんな年なのでしょうか?

干支は辰(龍)年。十二支の中では唯一の空想上の生き物ということは以前のブログでご紹介しました。

その事に加えて、2024年は60年に一度の甲辰(きのえたつ)の年で、陰陽五

行説によると「甲」は草木の生長を表し、植物が成長するように勢いを増し

て増えていくという意味があり、吉祥を表す辰(龍)とともに縁起がよく、昨

年まで努力してきたことが実を結ぶ年、とも言われているそうです。



日本では、「陰」と「陽」を「兄(え)」と「弟(と)」に見たて、「兄弟(えと)」と呼ぶようになったといわれています。
十二支は、60通りの組み合わせにより、古くから暦のように使われてきました。代表的なものが「還暦」で、60年で干支が一巡し、誕生年の干支に還ることが還暦の由来です。

ーー龍の種類ーー

・十二支は、元々12年で一周する木星の軌道の位置を表す単位で年を数えるものです。12種類の動物は中国で時を表す動物たちに由来しています。中国では、漢の時代から一日の24時間を12等分し、その12分の1の2時間を「時辰(龍)」と呼んでいました。

・龍は、中国では9つの動物でできていて、角は鹿、体は蛇、腹は蛤、背中の鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似ていて、長髭を生やしていると言われます。中国の伝統文化では権勢、高貴、栄誉の象徴であり、幸運と成功のシンボルとされています。龍は中空を飛行して雨や雲を起こし、蛇の形をした稲妻を放つとされます。

竜の姿はあごの下に1枚だけ逆さに生えた逆鱗(げきりん)があります。竜はこの逆鱗に触れられるのが大嫌いで、触れられると激高し、触れたものを即座に殺すとされています。

・古代から方位を青龍「東」、白虎「西」、朱雀「南」、玄武「北」と呼んでいました。


龍は長い体とひげ、四肢を持つ竜は水中などに住み、鳴き声によって雷や嵐を起こし、自然界を支配する絶大な力を持つと信じられています。
天空に昇る姿が「竜巻」の語源にもなっています。

古くは1868年に戊辰戦争、1904年に日露戦争など政治面で大きな変化が起こっていました。

戦後の辰年の大きな出来事としては下記の通りです。

1964年(昭和39年):「東京オリンピック」が開催されました。オリンピックの開催に合わせて「東海道新幹線」が開業。

1976年(昭和51年):戦後最大の汚職事件と言われている「ロッキード事件」が発生。世界では「毛沢東が死去」など後世に影響を与える出来事が起こりました。
1988年(昭和63年):「青函トンネル」「瀬戸大橋」「東京ドーム」など大型建造物が竣工しました。
2000年(平成12年):「都営地下鉄大江戸線」が全線開通。「2,000円札」が発行されたのもこの年です。
2012年(平成24年):「東京スカイツリー」が開業。「iPS細胞」を発見した山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

大きなイベントが行われたり、大型建造物が完成したりと、辰年には大きな変化が多いようです。なお、来年の2024年(令和6年)は新紙幣の発行が予定されています。

2十二支を使った相場の格言があります。
「子は繁盛、丑はつまずき、寅は千里を走り、卯跳ねる、辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる」なのだそうですが、今のところ株価は最高値更新、しているところですので、当たっているかもしれませんね。肌感覚の景気も天井まで行くのでしょうか?!