2024/01/30 00:00

いつもブログ読んで頂きありがとうございます。
「天然石と宝石」の違いってなんですか?と質問が来たので回答しますね
携わっている我々はなんとなくでも意味の違いを理解しているつもりですが、あまり詳しくないよ、という方は混乱されるかもしれませんね。

天然石とは、ジュエリーショップなどでも度々耳にするワードですが、具体的な定義を知らないよ、という方は少なくありません。 実は、天然石には科学的な定義はありません。

「天然石」や「宝石」はよく聞く言葉ですが、どのような石のことを指すのでしょう。天然石の詳しい意味と、宝石との呼び方の違いを解説します。


ー天然石の意味ー

天然石とは人の手が加えられず、自然界で生成された岩石や鉱石などの石の総称です。天然石とは、人工的に合成されたもの以外の石のことです。
つまり、天然石という言葉そのものには具体的な定義はなく、人間の手によって加工されたもの以外の石は、すべて天然石というわけです。なので道端の石コロでも天然石に含まれます。

ただし、商業的価値を与えるために天然石という呼び名を使うこともありますし、宝石と呼ぶほどの高い価値はない石でも、建物の飾り付けやアクセサリーとして使えそうな石を天然石と呼び、商業的な価値を与えている場合も多数あります。


ーパワーストーンと天然石の違いはなに?ー

人気が高まっているパワーストーンと天然石は同じなのか疑問を持っている人もいるかと思います。

天然石の中でも、運気に影響する特別な力が宿る石をパワーストーンと呼びます。


緑・青・赤やオレンジなど、さまざまなカラーを持っている天然石は、人間が手を加えることなく非常に美しい姿を持っていることから、運気を上げるパワーを持つものもあるとされています。
自然に生み出されるその美しさから、地球や宇宙のパワーが宿ると信じられています。その 特別なパワーが宿っていると考えられている石をパワーストーンと呼びます。 そのため、天然石の多くは、パワーストーンという呼び名が使われています。
パワーストーンを身に付けることで、運気が上がる、よい結果がもたらされると信じられています。


「宝石」は天然石の中でも、特定の条件を満たしたものです。数多くの天然石の中でも、下記の3つの条件を満たしたものが宝石とされます。

:硬度
:希少性
:美しさ

宝石は、大きく分けて「貴石」と「半貴石」に分けることができます。

ーダイヤモンドやルビーなどの貴石ー
ダイヤモンドやルビー、エメラルド、サファイアなど、四大宝石といわれているものは、すべて貴石に分類されます。 天然石の中でも、硬度・希少性・美しさの3つの基準を満たした石は、貴石に分類することができます。

見た目が非常に美しいだけではなく、硬度が7以上あるため、衝撃で簡単に壊れてしまうことはありません。高い耐久性も貴石の大切な条件なのです。
専門家によっても、判断の基準はやや異なるため、はっきりとした基準があるとはいえません。硬度が7以下でも、美しさの観点からずば抜けていれば、貴石と呼ばれるケースもあります。

ー水晶やアメシストなどの半貴石ー
天然石の中でも、貴石に分類されないものは、すべて半貴石に分類されます。
これらの半貴石には、水晶やアメジスト、シトリン、トパーズなど、さまざまな天然石が含まれます。半貴石は、美しさの点で貴石に劣るというわけではありません。
貴石と分類されるダイヤモンドでも、その輝きに濁りがあれば、その価値は下がってしまいます。反対に半貴石に分類されたとしても、輝きを保っているものは、価値が高いとされます。



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